血糖値が高いとなぜいけないの?
食事をすると、血液中の血糖(ブドウ糖)の値が高くなります。
正常な人だと食後このブドウ糖を分解するために、すい臓からインスリンという物質が分泌されます。
このインスリンがブドウ糖をエネルギーにして、体で消費されます。
血糖値が高い人は、すい臓からインスリンが出にくいのです。
インスリンがあまり出なくて、食後血糖値が下がらず高いままだと、血液中にあふれたブトウ糖が全身を周って体の組織を傷つけてしまうのです。
これが糖尿病です。
そして何の対策もしないでおくと、数年後には合併症を発症します。
ひどいと網膜症で失明したり、腎臓が機能しなくなって人工透析が必要になったりします。
また心筋梗塞や脳梗塞など、心臓や脳の血管がつまるという死に直結する病気になることもあります。
そんな怖い糖尿病ですが、初期ではあまり自覚症状がないことから、放っておく人もいます。
ですが血糖値が高い人は、将来糖尿病や重い合併症にかかってしまわないように、予防することをおすすめします。